通常セシル&カイン

「・・・まただ」
数分前に確かに通った分かれ道を見て、セシルはため息をついた。
「全く、何なんだここは。迷いこんでからもう数時間経ってるぞ」
カインの声色にも若干焦りが混じる。
「ローザとリディアとはぐれてからも、随分経ってる。ふたりとも無事でいてくれ・・・!」
「あいつらはきっと大丈夫だ。そんなに思いつめるな」
そう言ってカインはポンとセシルの頭を軽くたたく。
「・・・そう、だね。ありがとうカイン。とにかく外に出ないと。彼女たちもきっと出口を目指してるはずだ」
「こっちはさっき通ったから次は右、だな」
壁に印されたマークを見てカインは言った。あまりにも分かれ道が多いから目印にと、セシルが印したものだ。
「うん。よし、行こう!」










関西人セシル&カイン

「・・・またや」
数分前に確かに通った分かれ道を見て、セシルはため息をついた。
「何やねんここ!迷ってから何時間経ったと思ってんねんホンマ」
カインの声色は明らかに苛立っている。というか怒っている。
「ローザとリディアとはぐれてからもだいぶ経ってるし。・・・ふたりとも大丈夫なんかな」
「たぶん大丈夫やって。そんな思いつめんなや!」
そう言ってカインはばしこーんとセシルの頭をたたく。
「いっった!もっと別の励まし方あるやろ!何でもかんでも叩いたらいいと思って・・・でもまあありがとう。とにかく外出なな。あの子らも出口目指してるやろうし」
「こっちさっき通ったから次右な。ていうかお前何でこんな絵下手くそやねん」
壁に印された変なマークを見てカインは言った。あまりにも分かれ道が多いから目印にと、セシルが印したものだ。
「うっさいな!急いでたから変になっただけですー。そんなんえーから早よ行くで」










------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
*あとがき*
ファイナルファンタジーの世界が標準語でよかった。
あと何て言うかいろいろごめんなさい。
関西人としては微妙な心境です。シリアスに変わりはないんですけどねー。
どこやねんこことか何で迷ってんねんとかは深く考えないでください。
てかテレポ使えよ。